涼×蘭
とりあえず無言でお客さんの前に紅茶を置く。そして一言、二言付け加える。

「紅茶、薫に教えてもらったから、美味しいんじゃない?」

お客さんに「ありがとう」と言われれば、

「……どうも」

と、少しだけはにかんで返す。こうして涼が少しずつ話してくれるようになるのだが、あっという間に二十分が経ってしまう。

そこでお客さんが帰ろうとすると、少し悲しそうに、

「もう、帰るの……?」

さぁ、これでツンデレ好きの方の常連が一人出来上がりました。


慶の生まれながらの美顔と、気まぐれで少しばかりツンが多い(薫が居なかったらずーっとツンですが……)接客であなたを確実に虜にしてさしあげましょう。



さぁ、慶を指名いたしますか?
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