涼×蘭
「ねぇ、勠ー?」

「……んー?」

「明日暇?」

「……んー?」

「暇じゃないの?」

「……んー?」

「どっち?」

「うん」

数学のワークを解くのに精一杯なのか返事がおかしい。

「りーくー」

「……んっ!?」

勠がちゃんと反応してくれないから、口を塞いで無理矢理こっちを向かせる。

「勠のばーか」

「やめ……ぁ……っ!」

勠が着ているシャツを捲り、ベルトを外す。
もう手慣れたものだ。

「止めてあげない」
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