涼×蘭
「……ん?」

窓の外に目をやり、朝方の太陽が暗かった空を明るくする途中で、波の音が耳に心地よく聞こえる。

「眠い……」

目を擦ろうと右手をあげようとすると右手が上がらない……これは一体どういうことかと思い、右手をみると自分に腕枕をされている蘭を見つけた。

「あ"……?」

何で蘭が自分の……しかもこんなにも間近で寝ているのか考える。昨日の……夜……! ぼんやりと、いや、確実に思い出すと顔が一気に火照った。
昨日は本番には至らなかったし、下半身には一切手を触れなかったものの、今までよりも大きく前進してしまったのだ。

この……俺が……?!
< 660 / 766 >

この作品をシェア

pagetop