涼×蘭
太陽の眩しさと、何か視線を感じて目が覚めると、いきなりばっちり、涼と目が合った。

「に"?!」

「おはよ」

「お……おはよ」

「寝顔めちゃくちゃ堪能したわー」

「に"ぁ!? 酷い! 起こしてよ!」

「何だよ。いつものことじゃん。そうそう、ちょっと上脱いで」

「え"? 何で?」

「跡は付いてないと思うんだけど、付いてたら困るから」

「んに"っ?!」

「何だよ……付いてたら今日は海で遊べないぞ?」

沢山の跡を付けたまま上半身裸で浜辺で遊ぶのは至難の技だ。

「それは嫌だ……」

「ね? だから脱いで」
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