涼×蘭
「よ……う……っ?」

キスだけでもうボロボロじゃねぇか……とろーんとした目でこっちを見てる勠はすっごい可愛い……。

「俺前に言ったよね? 別の意味でだったらお腹減ってるよって……」

それに今はいつもならいる一年や大翔がいない。

二人っきりなんだから……。

「なっ……だから……って」

「俺じゃイヤなの?」

耀が勠の耳元で低く囁く。

「いやじゃ……ない」

耀の囁きでいっぱいいっぱいになってしまった勠を耀はくすり、と笑い、更に口付ける。

と、耀は脚に違和感を感じた。

「……どうしてほしい?」

「好きに……すれば……?」

「素直じゃないねぇ……」

「……っ!」

勠の首筋につくのは燿のしるし。


ある晴れた昼下がりの生徒会室は、

勠の甘い声と、耀の囁きで……。
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