涼×蘭
もうすぐ二十歳で、蘭と全く正反対の顔付き、身長で童貞な訳がない。鷹なんか中学二年生の時には既に卒業していたとかなんとか……。

「だから、兄ちゃんの彼女が嫌なだけ!」

「あ、うん。そっか」

でもこの蘭のお兄さんならそれも有り得るかもしれない。蘭の事は良く解ってても色恋の方面は馬鹿っぽそうだったし。

「鷹居ないし、どうしようかなぁ……お風呂入る? もう八時過ぎだし」

俺達は水族館を六時に出てそのまま直帰するというなんとも健全なことをしたために早い時間に家に着いた。高校生が八人もいながらにしてこの帰宅時間は早すぎないだろうか……?
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