涼×蘭
雛の名前を呼び、もたれかかっていた顔を上げさせる。少し見つめてから、顔にかかる髪の毛を雛の耳にかけ、頬に手をかける。

少しずつ雛との距離を縮めていく。

いくら純粋な雛と言えどもなにか察したのか、ゆっくりと目を閉じる。

少しずつ縮まる距離。しかし、その距離は然るべき所で止まらず、その隣の頬で止まる。

つまり、ほっぺにチュー()
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