涼×蘭
夏のあの日とトルネード☆
「……狭い」
ベッドから見上げる、窓に遮られた空。
快晴に近い晴れ。
風が無いからか、見える雲はなかなか形を変えない。
空を飛ぶ鳥。
自由に羽を広げる鳥は、行くあてなんか何処にもない。ただ、自由に。
そっと手を伸ばす。
冬と違い、濃い青さが目を見張る。低い低い空。
……手は届かない。
このビルの最上階でさえ、空には届かない。
手を伸ばす。
しかし、その手は外にさえ出ていない。
憎らしげに、怒りを込めて舌打ちをする。
「……狭い」
ベッドから見上げる、窓に遮られた空。
快晴に近い晴れ。
風が無いからか、見える雲はなかなか形を変えない。
空を飛ぶ鳥。
自由に羽を広げる鳥は、行くあてなんか何処にもない。ただ、自由に。
そっと手を伸ばす。
冬と違い、濃い青さが目を見張る。低い低い空。
……手は届かない。
このビルの最上階でさえ、空には届かない。
手を伸ばす。
しかし、その手は外にさえ出ていない。
憎らしげに、怒りを込めて舌打ちをする。
「……狭い」