涼×蘭
「俺の家に行く前にアイス食べていっても良いですか?」

「に゙……」

こいつが食べたがって。と涼が剣ヶ峰の頭をポンポンと叩く。

「……構わない」

「よし。どうする? 一輝も来るか?」

「んー、いーや。田舎行く準備しなきゃなんないし」

「あー、そうか」

「それに、このあと雛も来るし?」

彼女の話をしていなければイケメンなのに、とよく残念がられる涼の友達がにへらぁ〜とした表情になる。雛ってあの子か、海に行った時に肌真っ赤にした子か。

「じゃ、そういうことで! 雛迎えに行ってくるわ!」

「ばいばーい!!」
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