涼×蘭
「ふぉおーっ!」

「うわーどれにしよう」

「結構種類あるんだなぁ」

ショーケースに並べられた色とりどりのアイスを見て玲は目をキラキラさせながら、剣ヶ峰はいつものごとく奇声をあげた。涼はただその種類の多さに感心するばかりである。

「俺ねっ、チョコレートくださいっ!」

「じゃあ、俺はソーダで!」

と剣ヶ峰はチョコレートを選び、玲はソーダを選んだ。しかしそんななか固まる人物が一人。

「あの、先輩……」

「どうした?」

「どうやって注文するんですか……?」

「えっ……?」
< 760 / 766 >

この作品をシェア

pagetop