ホットココア
涼は笑顔ではいって携帯差し出してきた

あたし今無理って言ったよね?なんで??

あたしが固まっていると

「証拠見せろだって、電話にでてくんない?」

「…嫌だよ、嘘つかないでほんとのコト言いなよ」

シュン と涼の首が傾いた…なんか可愛いかも………っあぁもぅ!

あたしは涼の携帯を奪って小さな声で卑怯者!と言った後に電話に出た

「もしもし?」

「あっ出た!!君が今度の涼の彼女?」

イラッ…違うし!!また眉間にシワが…

「まぁ…」

「へぇ~クールだねぇ~」

なんて言えばいいの?そうかなぁ~とか言えばいいの?

「……」

「……ι」

話が進まないので涼に携帯を返した

涼は笑いながらサンキューとあたしに言った後電話の相手に

「わかった?そういうことだから切るぞ?」

パタンとにこやかに携帯を閉じる涼

涼を眉間にシワ寄せながら見るあたし

生徒達が理科室に出入りしだす時間…

先生も来た

あたしは

前田涼の彼女になっていた…

じゃない!!

「この貸しは大きいからね!!」

ニコニコ顔の涼、返事しないし!聞いてんのかなぁ?

「涼!聞いてる?」

「あ?あぁ…」

曖昧な返事…

大丈夫なのかなぁ~?あたし勢いであんなことしたけど……………

ほんとに

良かった?

だって…

ほっとけなかったんだもん!!チワワみたい!!

自分の武器を最大限利用する前田涼!!

侮れない奴!←

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