僕の明日みんなの明日
僕達3人はこれからの事を話し合い、何をするのか考えた。

まず、僕と歩君が桜さんの恋人に会う。桜さんの恋人の話を聞いて驚いたのは桜さんの恋人、各務昭人(カガミ アキヒト)さんは今年で32歳になるという桜さんとの年齢差だ。そして各務さんのお父さんが経営している各務グループの副社長をしているというのは更に驚いた。

桜さんが各務さんに伝えたい事は「自分が死んだのは仕方ないことだから自分を責めるのは止めて欲しい」て言う事だった。桜さんは明るく元気な女性だ。だけど、各務さんが悲しむ姿は見たくないと言う桜さんは隠しきれない辛さが見られた。

僕は桜さんを助けたい、そして各務さんを助けたい。そう思って僕たちは桜さんから各務さんの家を聞いて、各務さんに会いに行った。大手を振って桜さんと別れたのは良かったけど、僕は少し不安になってきた。

『でもさぁ、どうやって桜さんのこと伝えようか?幽霊のこと信じてくれるかな?』

『さあな、変人扱いされるかもな。もし信じても桜が幽霊になっていることを知って、さらに自分を責めるって可能性もある。』

『そんな・・・じゃあどうしようか?』

『とりあえず浩太が先に家の中に入って各務の様子を見て来てくれよ。それで各務がどれくらい落ち込んでいるか教えてくれ。それから俺が相手の雰囲気に合わせて話すから。』

『えっ!?僕一人で入るの?』

『バカ、そんなにビビるなよ。どうせ相手にお前の姿は見えないんだから。』

『あ、そうか。』
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