僕の明日みんなの明日
各務さんに幽霊の存在を信じてもらうという最大の難関を突破できた。これなら桜さんの頼みを実行することができる。僕は歩君に早くそのことを伝えるように促した。
『それで桜からの伝言、あんたのことは恨んでなんかない、自分を責めるのは止めてくれだってさ。』
『・・・そうか、ありがとう。』
各務さんの目から涙がそっと流れ落ちた。
『私から頼みがある、最期に桜と話をしたいんだ。』
歩君は少し迷ったけど、OKした。僕たちは各務さんの車に乗って、桜さんがいる公園に向かった。車の中では各務さんは歩君とじゃなく僕と話をしたがった、桜さんと話す時の練習かな。
公園に着くと、今度はちゃんと桜さんの姿があった。僕たちを見つけて手を振ってきたけど、各務さんを見つけてその手を下ろした。
『なんで?どうして昭人を連れてきたの。』
『桜さんに話があるんだって。』
『もう謝って欲しくなんかない!もう聞きたくないわ。』
『桜さん聞いて各務さんは謝りに来たんじゃない、話をしに来たんだ。ちゃんと二人で話し合わないといつまでも変わらないよ。』
『でも・・・昭人にはアタシは見えない、そんなのでちゃんと話すなんてできっこないわよ。』
桜さんの言っていることも分かるけど、他に方法は無いのに。すると、歩君が桜さんに近づいた。
『あーめんどくさい、だったら自分で話せよ。』
歩君は桜さんの腕を掴み自分に引き寄せた。桜さんは歩君にぶつかると消えた。
『ナニコレ、アタシどうしたの?』
歩君が桜さんの声で喋ってる!?姿は歩君なのに声は桜さん。桜さんが歩君に乗り移ったんだ。なるほど、これなら二人だけで話すことができるね。
『それで桜からの伝言、あんたのことは恨んでなんかない、自分を責めるのは止めてくれだってさ。』
『・・・そうか、ありがとう。』
各務さんの目から涙がそっと流れ落ちた。
『私から頼みがある、最期に桜と話をしたいんだ。』
歩君は少し迷ったけど、OKした。僕たちは各務さんの車に乗って、桜さんがいる公園に向かった。車の中では各務さんは歩君とじゃなく僕と話をしたがった、桜さんと話す時の練習かな。
公園に着くと、今度はちゃんと桜さんの姿があった。僕たちを見つけて手を振ってきたけど、各務さんを見つけてその手を下ろした。
『なんで?どうして昭人を連れてきたの。』
『桜さんに話があるんだって。』
『もう謝って欲しくなんかない!もう聞きたくないわ。』
『桜さん聞いて各務さんは謝りに来たんじゃない、話をしに来たんだ。ちゃんと二人で話し合わないといつまでも変わらないよ。』
『でも・・・昭人にはアタシは見えない、そんなのでちゃんと話すなんてできっこないわよ。』
桜さんの言っていることも分かるけど、他に方法は無いのに。すると、歩君が桜さんに近づいた。
『あーめんどくさい、だったら自分で話せよ。』
歩君は桜さんの腕を掴み自分に引き寄せた。桜さんは歩君にぶつかると消えた。
『ナニコレ、アタシどうしたの?』
歩君が桜さんの声で喋ってる!?姿は歩君なのに声は桜さん。桜さんが歩君に乗り移ったんだ。なるほど、これなら二人だけで話すことができるね。