ラブリーホーム*先生の青③




やだ――――――――
眠い――――――――
寝かせてくれ――――




「イチ、こら、イチ
市花ちゃ~ん」



わぁ、もう しゃべんな
青波が起きる~(泣)



「………なによ?」


ごそごそと
上半身だけ起きると


パパは私の枕元に立ち



「なによって
決まってんだろ?
ほら、がんばるゾ★」



「…………無理
今日は無理
一昨日したばかりでしょ?
今日は……………」



「バカじゃねー?
一昨日じゃない
3日前だ」



………一昨日も3日前も
全然 変わらないじゃん



「イーチー早くおいで」



ここで粘るのと
さっさと済ませるのと……
でも頭痛いしな………



迷う私に
パパが目を光らせる


「こっち来たら
今夜は朝まで
オレのベッドで寝てていーぞ
オレが青波と寝る」


「よし、のった(即決)」



「交渉成立だな」




パパがニィッと笑って
手を差し出し
私はそれを取って
立ち上がる



わーい
ちょっと頑張れば
朝まで寝れるー




最近のパパは
二人目を作るのに夢中だ
(ただヤりたいだけの気も
たまにするけど)



私は正直
青波の夜泣きが治るまで
待って欲しかったりも
するんだけど




まあ、でも確かに
兄弟がいた方が
いいような気もする




< 5 / 193 >

この作品をシェア

pagetop