風が吹く中で
吐息をたて眠る横顔黒髪に左指を通し、右指で白い首筋を撫でる。首筋から顎、頬、そして唇に親指で触ると柔らかな感触…


由岐の瞼がゆっくりと開いたのに気づかず無心で酔いしれていた


「っ…」


由岐が手を重ねて仰向けになった時、初めて由岐が起きていたことに気づいた
< 218 / 244 >

この作品をシェア

pagetop