風が吹く中で
部屋に入りソファーに座った


微かに香る甘い香りに目眩がする


指に遥の髪を絡め
掛けている眼鏡を外し耳元で名前を囁く

柔らかな髪が鼻を掠め耳元に唇を近づける


ピクッと体が震える遥の耳を甘噛みすると甘い吐息に俺は止まらなくなる


耳から首筋へ這わせ…耳元で名前を呼ばれ


俺は遥の全てが欲しいと思っていた
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