風が吹く中で
翔さんの指先が私を撫でる


必死で印を隠す私の手の力が抜けていく

「遥…綺麗だ」


「遥、お前に触れたい」


「遥…」


翔さんの甘い囁きに全身の力が抜ける


だからいつの間にかタオルが湯船に浮かんでいて上半身を露わにして


翔さんが私の胸を手で包み込んで唇を印に這わせている事に気付かないくらい、甘い雰囲気に飲み込まれていた
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