先生のビー玉
池田と別れ、パソコン室へ向かう。
部活はやっていないのは分かっている。
だが、彼がいるかもしれない。
一度、池田の後について職員室に行ったが…彼はおらず、パソコン室のカギもなかった。
深呼吸をし、ノックをすると…
「はい」
彼の声だ。
ドアを開けると…ラッキーなことに彼一人だけだ。
「おっ、終わったかっ
…その顔つきだと…ダメだったのか?」
と佳奈の顔を覗き込む。
ニカッと笑ってVサインを出す佳奈。
「内定しました!その場で」
「ほぉ、そりゃぁ素晴らしい」
「でもですね…」
先ほどの一件を話す。
すると、大きな声を上げ笑い、
「あほかっお前」
と言われる始末。
が、
「でも、やらかしても内定もらったんだ。
もらったんだから大丈夫だよ」
と言ってくれた。
だから、
「これのおかげです。
これがなかったら…ロボットみたいでしたよ、私」
「そうか、役に立ったのなら良かった!
やっぱり、俺のまじないはすごいんだなぁ」
と自分で感心している彼だった。
笑って突っ立っていると、
「まぁ、座れ」
と言われ、ひとつ隣を開けた椅子に座る。
部活はやっていないのは分かっている。
だが、彼がいるかもしれない。
一度、池田の後について職員室に行ったが…彼はおらず、パソコン室のカギもなかった。
深呼吸をし、ノックをすると…
「はい」
彼の声だ。
ドアを開けると…ラッキーなことに彼一人だけだ。
「おっ、終わったかっ
…その顔つきだと…ダメだったのか?」
と佳奈の顔を覗き込む。
ニカッと笑ってVサインを出す佳奈。
「内定しました!その場で」
「ほぉ、そりゃぁ素晴らしい」
「でもですね…」
先ほどの一件を話す。
すると、大きな声を上げ笑い、
「あほかっお前」
と言われる始末。
が、
「でも、やらかしても内定もらったんだ。
もらったんだから大丈夫だよ」
と言ってくれた。
だから、
「これのおかげです。
これがなかったら…ロボットみたいでしたよ、私」
「そうか、役に立ったのなら良かった!
やっぱり、俺のまじないはすごいんだなぁ」
と自分で感心している彼だった。
笑って突っ立っていると、
「まぁ、座れ」
と言われ、ひとつ隣を開けた椅子に座る。