先生のビー玉
「K学園って、イケメンが多いって言うよね」

他の生徒が彼女に聞いてくる。

「そうなのよ。
その電話してきた子の先輩も、かなりのイケメンらしいのよ」

と盛りあがっている。

「まぁ当日、問題にならないようにしなさいよ」

とピシッと言い放つと生徒会室を出て行った。

「ちょっと待って…」

ふと立ち止まる。
そして…

「そのイケメン君に賭けてみようかしら」

そう言うと、大きく頷く絵里だった。
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