先生のビー玉
「佳奈ちゃんてさ、どんな子?」

と友人の雄二が言う。

「あぁ、カワイ子ちゃんだね。
ちいさくてさ」

と同じ部活でこないだ佳奈を見た竜太郎が言う。

「お前に言われたかねぇよ」

と竜太郎をどつく。

「でも、あこがれの女子高に入れるって言うのも…幸せですよね」

と唯一M学園の生徒と関わりを持っていた敦が言う。

「あぁ、これもお前のおかげだよ」

と孝司。

「そうだよな。
こないだは、せっかくのチャンスを顧問に台無しにされたもんな」

と竜太郎。

「あぁ、全く…
生徒に手を出そうとする教師の気が知れねぇよ」

と孝司。
そして、C組に到着する。
と…

「あ、なんであんたがここにいんのよっ」

と、貴子が叫んだ。
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