先生のビー玉
一方、孝司の団体は…

「おっ、喫茶店やってるよ」

と竜太郎がある教室で立ち止まった。

「はぁ?いいよそんなのどうでも」

と孝司。

「先輩、行ってみましょうよ。
先輩なら、イケメンだから女の子いっぱい集まってくると思う」

と敦が言う。

「俺はそんな暇はないの。
お前たちだけ行ってろ。
俺は、パソコン室に行くし」

そう言うと、さっさと行ってしまった。

「先輩…その佳奈ちゃんて子の事がすっげぇ気になるんですね」

と敦が言うと、

「あぁ、相当なんだろうなぁ。
だって、自分から連絡先を知らせるなんて滅多にねぇもん」

と竜太郎。
頷く雄二。
3人は、その喫茶店に入って行った。
そして孝司。

「こっちに行くと…パソコン室か」

そう言いつつ歩いている。
と…
前から彼が歩いてきたのだ。


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