先生のビー玉
文化祭。
朝から近藤たちがバタバタとあせっている。
ソフトがうまく起動しないらしい。
生徒もイライラ、俺もイライラ。
収拾がつかない。

とその時…

ひょいっと彼女が現れたのだ。

「戸田、頼む」

と思わず助を求めてしまった。
初めは躊躇していた彼女だったが、状況が状況だったために進んで作業を手伝ってくれた。
手際良すぎるこの作業。

思わず見惚れてしまった。

が、結局は俺も怒られる羽目になったのだが…


そして事件は起こった。

安藤がやってきたのだ。
そこで、クラスに常駐していなかった彼女の事を怒鳴り始めた。
思わずフォローしたが…
教室に帰れと言い出す始末。
そこで舞い込んできたトラブル。
対処しているうちに安藤はどこかに行ってしまったようだった。
ホッと一安心していると…

神田から彼女への電話。

あいつか来ているらしい…

そう、滝川孝司。

そりゃそうだ。
一般公開なんだ…当然の事だ。




< 196 / 442 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop