先生のビー玉
それからしばらくして、とりあえず自分のクラスを見に行くことにした。
パソコン室を出、渡り廊下を渡ろうとしたときである。

向こうからあいつがやってきた。

とにかく無視を押し通した。
何か言っていたような気がしたが…
そんなの耳に入るわけがない。

今行っても彼女はいない。

ふと時計を見た。

1時間後に戻れば大丈夫だ。
そのころに彼女は戻ってくる。

教室に行けば、あいつの連れ達がいたが…
こっちも無視だ。

だが、生徒たちに捕まってしまった。
まずそうなジュースや食い物。
こんなもの食えるかっ

なんて思いつつ相手をしていてふと時間を気にする。

もうすぐ彼女が常駐する時間だ。

とにかく急いでパソコン室に向かった。


もうすぐパソコン室…


すると…


神田が向こうから走ってくる。
表情からして…俺を呼びに来たんだろう。
もう…これで否定はできないな。

パソコン室に入り、一之瀬や神田の愚痴は無視して中に入る。



やっぱり…奴はいた。


そして…

安藤がひっついてくる。
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