先生のビー玉
一方佳奈…
生徒会室の前にいる。

ドアを開けると…やはり彼女はいた。

「何か用?」

「話があるんだけど」

「はぁ?私にはないわ」

「私にはある」

食いつくと、めんどくさそうに外に出てきた。

「見事に腫れたわねぇ」

とバカにしたように言う絵里。
が、

「私、もう部活には必要最低限行かないようにする。
だから、絵里もそうしてもらないかな?
じゃないと、由梨がかわいそうだよ」

そう言うと、

「指図するわけ?」

「そんなんじゃない。
さっきも言ったでしょ?
私が行くから自分も行くんだって。
それだったら行かないって言ってるの」

そう言うと、

「じゃぁ、私も言うわ。
職員室に行かないでくれる?」

と言ったのだ。
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