先生のビー玉
「ん?どうかしたか?」

何食わぬ顔で言う彼。

「先生の車ですか?」

「不満か?」

「い、いえっ、不満じゃないですっ」

「ならいい」

先ほどと同じようなセリフを交わす二人。
そして貴子が合流する。
彼が競技会の事を話すと…

「えっ?泊まり?
いいねぇ…
で、先生の運転?
へぇ…(佳奈を見る)いいじゃんっ。
じゃ、その時は部活やすもっ
ラッキー」

ただ喜ぶ貴子だった。

「競技会だぞ。
わかってんのか?」

「了解、了解。
お泊りね」

「違った箇所を強調してるぞ」

彼が言うが…

「お泊り~!」

貴子はそうはしゃいでいた。

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