先生のビー玉
「どうりでまだ早い時間なんですね」

佳奈が言うと、

「あぁ、集まってくるのは…たぶん9時過ぎだな」

頷くと、

「大丈夫。
やつらが来るまでに店はでるから。
やっかいだし」

と一言。
後々納得させられるのだが…
まだ佳奈にはそのすごさが想像すらできなかった。

しばらくして…

「はい、できたよ」

料理を持ってきたのは、恵理子の夫の隆弘。
思わず見上げてしまうほど背の高いイケメンさんだ。

「あ…」

思わず挙動不審になっていると…

「わっ、テディさん反則です。
こいつ、キョドってるっ」

隆弘に抗議する彼。
すると、

「それは残念。
あまり免疫のない子には毒ね」

恵理子がピザを持ってやってきた。

「女子高だし」

と隆弘。

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