先生のビー玉
マンションに到着すると、彼が佳奈にジャケットをかけた。

クエスチョンマークの佳奈。

すると…

「それ…バレちゃまずいだろ」

佳奈の制服を指さす。

「あ、そうか」

「別にバレてもいいんだけどな。
卒業するまでだ。
ほれ、これ持ってって」

飲み物の入った買い物袋を指さす。

「こんなに飲むの?」

「明日、休み」

「あ、そうか」

駐車場に停め、エレベータで彼の部屋に行く。
中に入り、持って帰った料理をテーブルに並べる佳奈。

「手際がいいな」

「ひやっ」

着替えてきた彼が後ろから抱きしめる。

「充電…」

ギュッっと抱きしめられたままの佳奈。
どんどん体が火照ってくるのがわかる。

「浩ちゃん?」

やっとの思いで発すると、佳奈の体を自分のほうに向け…

「んっ…」

「しばらくやってなかったから…」

長いなが~いキス。

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