先生のビー玉
冷蔵庫の中からペットボトルを出し水をがぶ飲みする彼。
まるで、悶々と火照っている自分の体を冷やすように。

そして…

「奴が…なにもしなきゃいいけどな…」

そう呟いていた。
しばらくして佳奈がベットから出てきた。

「寝てていいんだぞ…佳奈?」

ギュッと抱きつく佳奈。

「どうかしたか?ん?」

自分のほうにむけようとしたが、それを拒む佳奈。
きっと恥ずかしいのだろう。

「水、飲むか?」

そう言うと、

「ごめんね、私ばっかり…」

なんて言い出す始末。

「ばぁかっ!そんな気を使うなっ」

今度は彼が佳奈の一言に赤面してしまうのであった。
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