先生のビー玉
次の日の朝、そっと起きる佳奈。
朝起きて自分の格好に驚く。

何も着ていないのだ。

どおりで寒いわけだ。

「きのう…」

思い出すが…ボッと赤面してしまう佳奈。

「こんなことしてられなかったんだ」

パッと起きてシャワーを浴びようとパジャマと下着を持って抜け出した時だった。

「良い眺め」

「わっっ!変態っ」

「わっ、ひど」

笑う彼。
そうして朝早く彼に送ってもらい、家で身支度をして学校へ向かった。

早速、貴子と恭子がやってくる。

「佳奈…ヤッたの?」

単刀直入なんだ?

なんて思いつつ否定する佳奈。

「う~ん…結構ちゃんとしてんのね」

貴子が納得している。
あきれる佳奈。
と…

「奴のことは言ったの?」

と恭子。

「言ったよ。
でね、今日ちゃんと話するよ。
ちゃんと彼氏がいるって」

と佳奈が言うが、

「で奴はわかるかな?」

貴子。

「わかってもらう。
ちゃんとわかってもらう」

佳奈はそう豪語していた。

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