先生のビー玉
期末テストも最終日を向かえ、やっと生徒達も解放される瞬間がやってきた。

チャイムが鳴る。

「おわったぁ~」

貴子が大きな声で叫ぶ。
笑うクラスメイト達。

「やっと終わったね」

ワラワラと帰っていく友人に手を振りながら貴子に話しかける。

「この間の1週間がやっと終わったわ」

首をコキコキと鳴らしながら彼女は言う。

「部活、行くんでしょ?」

佳奈が言うと、

「久しぶりに行くわ。
体がなまる。
佳奈は?部活は…ないか」

と。

「そうね。
でも、お昼は食べて帰ろうかなぁ。
購買でうどん食べようよ」

佳奈が誘うと、

「そう来ると思った」

うれしそうに貴子が言い、食堂へ。
部活に行くであろう生徒達がチラホラと座っている。

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