先生のビー玉
「何やってんの?」

佳奈が聞くと…

「2種類あるのよ。
で、悩んでんの」

恭子が呆れている。

「んなのどれでもいいだろうがっ」

池田と彼が貴子に言う。

「じゃぁ…あ、佳奈こっち食べて。
私、こっち食べるから」

やっとの事で全員が昼食となった。

「ねぇ、イケメンいた?」

恭子の発言にブッと噴出しそうになる彼。

「う~ん…どうだろ?
一人しか会ってないし」

佳奈が言う。

「男子校でしょ?絶対に居るはずよっイケメン」

と恭子が言うと、由梨や由香も話が弾む。
今度はそれを呆れてみている貴子。
佳奈は…

「もう食べて良いよ、貴子」

とお弁当を貴子に差し出す。

「わ~いっ」

と言いつつ残りを全部平らげる。

「多人多様ですね」

池田が言うと、

「それを言うなら、十人十色だろ」

と突っ込む彼。

「まぁ…そりゃそうですけどね」

笑う池田だった。
それから昼食を終え、今度は全員で会場に向かった。


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