先生のビー玉
ホテルに到着した時間…7時。
部屋割を言い、それぞれに鍵を渡す。

「一度部屋に荷物を置いて着替えて来い。
飯にするから」

彼が言う。
部屋割…
当然のことながら、2人部屋と3人部屋。
もちろん、由梨と由香。
そして、佳奈、貴子、恭子。
部屋へ行き、着替え、ロビーに向かう3人。

「そう言えばさ、さっきの男子…誰?」

恭子が興味深々で聞いてくる。

「あ、滝川君?あのね、話しかけられた」

そう言うと、

「で、名前教えあったわけ?」

と貴子。

「違う違う…」

そう言いつつ事の真相を話す。
二人…かぶりつくように聞いてくる。
すると…

「何話してんだ?三人で」

池田が後ろから聞いてくる。

「ん?佳奈が男に声かけられちゃったみたいなんですよ。
で、その真相を聞き出してました~」

恭子が言う。
すると…

「若いっていいよなぁ、ねぇ、田村先生」

池田に声をかけられた田村…大きくうなづくだけだった。
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