恋のしるし。
あぁ~疲れたぁ…




やっと帰ってこれたよ

ほんとママの会社から寮ってほんと遠い!!


「お嬢様」

『わっ、なんであたしの部屋にいるのよ』

「奥様からそうするように言われております。
それより、お風呂に入られますか?それともお食事になさいますか?」

『あ、疲れちゃったから良いや』






「じゃ、俺にするか??」


おっと~…何かの聞き間違いかな
かっこいい悠斗君からドス黒い低い声が聞こえた…



てか、そういう言葉って小悪魔的な女の子が言うもんじゃないの??






「おい、聞こえてんのかチビ」


『は、はい!!!』

「ちょっとこっち来いって」



そう言って悪魔の顔をした悠斗君が手招きした

あたしはその手に吸い寄せられるように悠斗君がいるベッドまで歩いていった




「お、良い子じゃん」


あ、良い香り…

あたしは悠斗君の腕の中に捕まった





…いかん、いかん笑

なに素直に従ってるんだろう
ここから逃げなきゃ!!!




そう思って逃げ出そうと思ったときには
時すでに遅し…


「そう簡単には逃げさせないからな、俺のお嬢様♪」




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