恋のしるし。
めちゃくちゃ頑張ってあたしにできたのはパンツをあげてスカートのファスナーをあげたことだけ



痺れをきらしたのか…


「なぁ、梨乃まだ着れないのか…?」



『ちょっと手が震えてできないの…
スカートとかはできたんだけど』



「…見られても文句言うなよ」


え…



そう言うと
悠斗はブラのホックをつけ、カッターシャツのボタンをとめてくれた



『ごめんね』



「梨乃さぁ、何で謝んの?」


『だって悪いことしちゃったし、殴ったときに手怪我しなかった?』


「大丈夫だよ
別に悪いことじゃないだろ?俺が来たかったから来ただけだ
だからありがとって言ってほしいな」



『…ありがと』


「おう、じゃあ一緒に寮に帰るぞ」


『うん』


< 40 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop