恋のしるし。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません
こちらこそよろしくお願いします、宮崎様。」




「普通の私立なんだから敬語使ってたら浮くわよ、学校では使わないで。」



宮崎はほわりとした笑顔で俺にそう言った


梨乃は敬語使わないとわぁーわぁー喚くのにえらい違いだな




「ああ、分かった
なんで普通の高校なんかに来たんだ?」


「父が社会勉強に行って来いって言ったからよ。
私が世間知らずのお嬢様だからって、私そんなに浮いてるかしら。」


「いや、そういう訳じゃないと思うけど…
それから梨乃のことは内密に頼むな」


宮崎って相当の天然なんだな…


「ええ、分かったわ。」



宮崎との一通りの会話を終わらせると梨乃と美穂がこちらを見ながらひそひそと話していた






なんだ、あいつら。
ってか、梨乃が泣きそうになりながら美穂に慰めてもらってる!?!?



なんかあったのか梨乃は。
あとで聞いてみるか


< 67 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop