雨のあとに
相手の言葉にビクビクしながらも震えた声を出した。
『いきなり不仕付けで申し訳ないんですが、レインがどこに行ったか知りませんか?どんな小さなことでもいいんです、教えてください。』
深々と頭を下げてお願いした。ランジュさんはしっかとした声で返答する。
『その前に何故彼女…いえ、彼女を操る者はこの国を襲ったのですか?』
答えられない質問に自然と俯いてしまう。
『分かりません。マリア達の目的は魔王と呼ばれる兵器のはずなんですが…。』
『ではあなた方の目的も魔王なのですか?』
その質問に俯いていた顔を上げて答えた。
『違います!あたし達はレインを助けたいだけです。』
『そうですか、分かりました。ではあなたの質問に答えましょう。彼女たちがこの国を去る時に兵士が「次は南だ」という言葉を耳にしたと報告がありました。南の一番大きな国カカロンに行けば何か手がかりが見つかるでしょう。』
その言葉を聞いてあたし達はランジュさんにお礼を言って部屋を出ようとした。部屋を出る間際にランジュさんに言った。
『こんな事になっちゃったけど、魔族を嫌いにならないでください。』
頭を下げて部屋を出た。
『いきなり不仕付けで申し訳ないんですが、レインがどこに行ったか知りませんか?どんな小さなことでもいいんです、教えてください。』
深々と頭を下げてお願いした。ランジュさんはしっかとした声で返答する。
『その前に何故彼女…いえ、彼女を操る者はこの国を襲ったのですか?』
答えられない質問に自然と俯いてしまう。
『分かりません。マリア達の目的は魔王と呼ばれる兵器のはずなんですが…。』
『ではあなた方の目的も魔王なのですか?』
その質問に俯いていた顔を上げて答えた。
『違います!あたし達はレインを助けたいだけです。』
『そうですか、分かりました。ではあなたの質問に答えましょう。彼女たちがこの国を去る時に兵士が「次は南だ」という言葉を耳にしたと報告がありました。南の一番大きな国カカロンに行けば何か手がかりが見つかるでしょう。』
その言葉を聞いてあたし達はランジュさんにお礼を言って部屋を出ようとした。部屋を出る間際にランジュさんに言った。
『こんな事になっちゃったけど、魔族を嫌いにならないでください。』
頭を下げて部屋を出た。