雨のあとに
急に現実に戻されて一瞬パニックになってしまいそうになったけど、クリスとの戦いで傷ついた身体の痛みがあたしの意識を取り戻させた。
そしてレインから貰った魔力が身体の中から湧き出てくるのが分かった。傷は次々に治癒していき、疲れで重く感じた身体も軽くなっていった。
あたしの変化はクリスにも伝わっていき、額に汗を流しながら問いかけてきた。
『ど、どういう事?アメちゃんのどこにそんな魔力があったのっ!?』
あたしはゆっくり立ち上がりながらクリスに答えた。
『この力はあたしの家族が自分を犠牲にしてまでくれたモノよ。クリス、もうアナタには負けない。』
あたしは力を込めて魔力の塊をクリスに放った。あたしの攻撃はクリスに直撃し、クリスの身体を遠くに吹き飛ばした。
自分でも信じれない程のパワーが現れていた。だけどその力の代償も直ぐに現れた。あたしの身体から小さな光の粒がシャボン玉のように溢れて、少しずつ身体が消えてしまっていた。
『思ったより時間は無いみたいね…。』
光の粒に気を取られている間にクリスは大声を上げながらガレキの中から出てきた。
『あぁぁぁっ!!許さない、絶対に殺してやる!』
クリスは手から光の剣を出して、勢いよく向かってきた。
そしてレインから貰った魔力が身体の中から湧き出てくるのが分かった。傷は次々に治癒していき、疲れで重く感じた身体も軽くなっていった。
あたしの変化はクリスにも伝わっていき、額に汗を流しながら問いかけてきた。
『ど、どういう事?アメちゃんのどこにそんな魔力があったのっ!?』
あたしはゆっくり立ち上がりながらクリスに答えた。
『この力はあたしの家族が自分を犠牲にしてまでくれたモノよ。クリス、もうアナタには負けない。』
あたしは力を込めて魔力の塊をクリスに放った。あたしの攻撃はクリスに直撃し、クリスの身体を遠くに吹き飛ばした。
自分でも信じれない程のパワーが現れていた。だけどその力の代償も直ぐに現れた。あたしの身体から小さな光の粒がシャボン玉のように溢れて、少しずつ身体が消えてしまっていた。
『思ったより時間は無いみたいね…。』
光の粒に気を取られている間にクリスは大声を上げながらガレキの中から出てきた。
『あぁぁぁっ!!許さない、絶対に殺してやる!』
クリスは手から光の剣を出して、勢いよく向かってきた。