異界見聞録

う…うふふ、
確かにね?面白いって思ったさ!でもさ!これは無いんじゃ無いかなぁ!ねぇ!神様!

「いいか?何かあったら清弧を見捨てるのだぞ?」

「それ聞いたの6回目だよ?分かったって…。」

「はははっ!ほー様がこんなに過保護だったとは…くくくっ。」

「眞知くん…。笑ってないで焔、止めてよ…。」

「……やだ。(真顔)」

てめぇ!

清弧が帰ってから、蒼冥さんと2人がかりで説得に説得を繰り返し、なんとか響月を奪還するのに同行する事を承諾してくれた。

笑ってる青年は、焔から私の援護を任された眞知くん。
さっきから爆笑してます。
え?理由?それを聞きますか?

それは……



「しかしだな…麻由。西宮(にしのみや)の領地は清弧や私のような鬼や九尾の領地ではないのだ…。人間が治める領地だから「あぁ!もぉ!危ないんでしょ?分かったから!」

「ぎゃはははっ!は、腹イテぇ!」

お腹を抱え笑い転げている眞知くんが憎い…
それよりも……!

「近いわぁああああ!!」

グイグイと抱きついている焔を引き剥がす。

「何故剥がす…。」

そんなアイ●ルのチワワみたいな目をしないで!イケメンがやるとなんか可哀想に感じるから!



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