どスケベやけど…Final
「ベッドに行くか?」


耳元で囁くと、小さく頷く麻衣。


「わっ…私先に出るから、良いって言うまでそこにいて?」

「はいはい。」


「出るから、後ろ向いててよ?」


「何でや?どうせ後でたっぷり見んのに?」


悪戯っぽく言っただけやのに、手ですくったお湯を俺に飛ばした。


「んな、怒んなって麻衣ちゃん。」


「恥ずかしい事…言うから…。」


「ぷっ…恥ずかしいって、さっきまで、濃厚なキスしたのに?」


バシャッ!


「うわっ!ごめんて。もう言わへんから。」


今度は、洗面器で湯をすくってかけてきた。


「もう言わへんて」

「じゃあ、後ろ向いててよ?」


「はいはい。」


何か、悪戯した後でオカンに怒られた気分やな…。


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