どスケベやけど…Final
麻衣の家に近付くにしたがって、緊張が高まる。


「何か…緊張してます?」


「何で?」


「顔が、強張ってるから…。」


「一個だけ言わして?」


「一個‥?」


スウッと大きく息を吸って…


「緊張すんなっ!!頑張らんかい!俺~っ!!」


とびっきりデカイ声で叫んだ。


「スッキリした?」

ほんわり微笑む。


「おぅ。すっきりした。麻衣、手…繋いでもらってええか?」


カチコチになった左手を出した。


「いいよ。」


右手を絡ませて繋いでくれた。


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