どスケベやけど…Final
繋いだ左手に力を込めた。


俺は、この手が有ったら何でも出来る。

どんな事でも、乗り越えて行ける…。


そう、心から思うねん。


「着いたな。」


「うん…。」


手を離して、エンジンを切り、ドアを開けた。


「行くで?」


「うん…。」


車を降りて、玄関の前に。


せぇ~~のぉ!



ピンポ~~ン♪



「はい。」


おかんや…。


「あの…野久保ですけど…。」


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