ひとり<ふたり
紅の家に帰ったらオバサンが買い物に行こうとしてた。



ふたりで見送って紅の部屋に行くとバタッとベッドに倒れた紅が布団もかけずに目を閉じはじめた。



やっべぇ~…。



パンツ見えそう…。



あぁぁぁぁぁぁクソッ!!



なんでこんなにムラムラしてんだ俺!!



「お前パンツ見えそう…」

「へっ!?な、なんでそんな顔してんの!!リンのくせに!!」



布団の中に入ってった紅は頭までスッポリ。



今までなんとも思わなかった女の体に欲情してる…。



ドキドキしすぎて変な汗が出て来る…。



今の俺には抱きしめることすらできない気がする…。



「紅?俺リビング…」

「…………」

「紅?」



寝てる?



布団を開けると目を閉じてる紅がいた。



寝顔まで美人だな…。



いつもコイツと一緒にいんのか…。



ヤバイ、正常でいられなくなりそうだ…。



どうしていいかわからない気持ちを連れてリビングに行った。



『好き』ってこういうことか…。



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