ひとり<ふたり
優しい明かりに包まれるリンは照れたように頭をかいた。



「なんでこんなドキドキすんの?紅のこと少しでも考えるとバカみたいに緊張する…」

「そんなにあたしが好きなの?」

「わかんない…そうなのかも…」



嬉しくてリンに抱き着いた。



優しく抱きしめ返してくれる腕が超好き…。



「リン大好き…」

「うん。今の紅、乙女だ…」

「こんな姿リンにしか見せられないと思うけどね」



少し体を離したリンからのキス。



久しぶりにリンからキスされた…。



大好き、大好き、死ぬほど好き…。



「寝よっか」

「うん。手だけ繋ご?」



ふたりで手を繋いで寝た。



ゆっくり眠れる気がするよ…。



妙な安心感…。



目が覚めた時、手は繋がったままリンが眠ってた。



キスしたくなる唇…。



規則正しくスースーと寝息を立ててる。



幸せな朝です…。



なんだか嬉しくなってギュッとリンに抱き着くと、苦しいくらいキツく抱きしめ返された。



まだ寝てるくせに…。



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