ひとり<ふたり
そうやって俺を救い出してくれる…。



紅がいなかったら俺は…どうにかなってしまう…。



「リン!!もうあんなマンション出て家に来なよ!!」

「は?」

「もうキレた。うん、今日からリンはあたしと一緒に住みます。だからもうリンに関わらないで!!」



暖かい…。


やっぱり紅は違う…。



「そうしてくれるとこちらも厄介なものがへるわ」

「顔だけきれいでも心は汚いね」



そういった紅に対して義理の母親は平手打ち…。



俺も黙ってらんねぇ!!



「ガキが大人をなめるんじゃないわよ!!」

「だから?さようなら、オバサマ」



俺が起き上がる前に部屋を出てったしまった…。



紅の頬に指輪で切れたような傷ができてる…。



「お前ってマジでたくましいな…」

「でしょ~?ムカついちゃうとついね…」

「リマにも見習わせてぇな。はははっ!!マジでウケる!!」

「マキ君もそんなに笑うんだ…」

「おかしいか?お前だって泣くんだろ?」

「リンの前だけ!!」



紅、俺はどうしたらいい?



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