ひとり<ふたり
リビングに行って心配してるオバサンに訳を話した。
また泣くんだ…。
本当に俺の知らない温かさばっかり持ってる…。
「痛いってば!!もっと優しくしないと放り投げるよ?」
「お前なんかずっと泣いてればいいんだ…」
「リンだって泣き虫じゃん!!」
「紅ほどじゃない」
「ムカつくぅ~!!」
キレイな顔に傷ができてしまった…。
バンドエイドじゃ。
「なんか不良娘っぽくない?」
「ぽい」
「明日学校で何て言われるんだろう…」
「ケンカしたのか聞かれそ…」
俺達のやり取りを見て微笑むオバサン。
『兄弟みたい。紅がお兄ちゃんでリンチャンが弟!!』なんて言ってる。
たしかに紅は兄だ…強暴な。
そのあとに帰ってきたオジサンにも理由を話した。
なにも言わずに聞いてくれて、最後に一言。
「責任なら私が取る。自分の思うままに生きなさい」
そう言ってくれた。
俺、今日死んでも悔いはない。
この家族にいつか恩返しをしよう…。
また泣くんだ…。
本当に俺の知らない温かさばっかり持ってる…。
「痛いってば!!もっと優しくしないと放り投げるよ?」
「お前なんかずっと泣いてればいいんだ…」
「リンだって泣き虫じゃん!!」
「紅ほどじゃない」
「ムカつくぅ~!!」
キレイな顔に傷ができてしまった…。
バンドエイドじゃ。
「なんか不良娘っぽくない?」
「ぽい」
「明日学校で何て言われるんだろう…」
「ケンカしたのか聞かれそ…」
俺達のやり取りを見て微笑むオバサン。
『兄弟みたい。紅がお兄ちゃんでリンチャンが弟!!』なんて言ってる。
たしかに紅は兄だ…強暴な。
そのあとに帰ってきたオジサンにも理由を話した。
なにも言わずに聞いてくれて、最後に一言。
「責任なら私が取る。自分の思うままに生きなさい」
そう言ってくれた。
俺、今日死んでも悔いはない。
この家族にいつか恩返しをしよう…。