ひとり<ふたり
まぁいいんだけどさ…。



過去のこと掘り返してもリンが辛いだけだと思うし…。



「腹減んね?」

「学食行くか~!!」



夏休みもやってる学食にみんなで向かう。



マキ君と叶から少し離れた場所をリンと並んで歩いてる。



「もう浮気もしないし紅一筋です…」

「さっきのこと気にしてたの?」

「だって俺が逆の立場だったらマジヤダ」

「おぉ!!リンが心を入れ換えてる!!」

「見捨てないでほしいんです…」



見捨てるわけないじゃん。



リンがどんなヤツだったとしても今はちゃんとあたしの方を向いてくれてる。



あたしはリンのことちゃんと信じてるもん。



「見捨てないよ~。大好きだし」

「カワイイこと言ってるとキスするよ…」

「ダメに決まってんだろうが」

「ですよね…」



これからのリンを見て行けばいいだけだから。



あたしが守ってあげる~。



「あっ、これ返し忘れてた」

「ネックレス!?リンが持ってていいよ~」

「じゃあ俺のあげる…」



指輪もらっちゃった…。



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