ひとり<ふたり
玉ねぎ
【紅】
もうすぐ夏休みが終わる。
その前にっと。
「お誕生日おめでとう!!」
「は!?知ってたの!?」
「だからバイトしたんじゃん!!これ、紅チャンのなけなしの給料で買った財布!!」
「いい…の?」
「うん!!」
前にデートした時にリンが珍しく真剣に見てた革の財布とウォレットチェーン。
あんなに頑張ったのに給料で少し足りないってオチ。
だからお小遣も足して買った。
リンの持ち物高すぎ!!
「カッコイイ!?」
「うん!!」
「コレ、一生使い続ける!!」
そんな嬉しそうな顔で喜ばれたらこっちまで嬉しくなる…。
だからリンのことが好き。
素直に顔にでる感情とか、本当に好き。
「お母さんがお祝いするから夕方は早く帰って来なさいだって」
「俺、泣きそう」
「泣き虫」
「お前のせいだろ!!泣くようになったのは紅を好きになってからだ…」
そうみたい。
叶とマキ君が言うにはリンが泣くなんて有り得ないらしい。
もうすぐ夏休みが終わる。
その前にっと。
「お誕生日おめでとう!!」
「は!?知ってたの!?」
「だからバイトしたんじゃん!!これ、紅チャンのなけなしの給料で買った財布!!」
「いい…の?」
「うん!!」
前にデートした時にリンが珍しく真剣に見てた革の財布とウォレットチェーン。
あんなに頑張ったのに給料で少し足りないってオチ。
だからお小遣も足して買った。
リンの持ち物高すぎ!!
「カッコイイ!?」
「うん!!」
「コレ、一生使い続ける!!」
そんな嬉しそうな顔で喜ばれたらこっちまで嬉しくなる…。
だからリンのことが好き。
素直に顔にでる感情とか、本当に好き。
「お母さんがお祝いするから夕方は早く帰って来なさいだって」
「俺、泣きそう」
「泣き虫」
「お前のせいだろ!!泣くようになったのは紅を好きになってからだ…」
そうみたい。
叶とマキ君が言うにはリンが泣くなんて有り得ないらしい。