ひとり<ふたり
黙ってたら急に引き寄せられた。



なんで!?



「紅がイヤならしない!!」

「べ、別にイヤとかじゃなくてただ恥ずかしいだけで…」

「マジ!?じゃあ問題ないよな!!」



は!?



グッと引っ張られた腕。



そのまま公園の男子トイレに押し込まれた。



「ちょっと待ってよ!!ここトイレ!!」

「場所なんか関係あんの?」



なんて超色っぽい顔で迫られてすでにキスされてる…。



食べられちゃうんじゃないかと思うようなキス…。



超気持ちいい…。



でもリンが腹ぺこ野獣に見えるよ…。



「好きぃ…」

「もう黙って」



今日のリンはちょっと強引…。



そんなリンも好きだけどこんな場所でなんてアリ?



誕生日だから許してあげよっか…。



ってかもうなにも考えらんない!!



くたぁ~っとなったあたしを抱きしめてくれるリンは満足したようで…。



「もっかいする?」



なんて言うもんだから力が入らないまま殴った。



もしかしてリンって…エロ男なんじゃないよね?



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