ひとり<ふたり
リンの布団に潜り込んでうとうとしてたらリンが部屋にやって来た。



何も言わずに布団に入ってギュッと後ろから抱きしめてくれる。



リンだぁ~…。



「もう寝た?」

「寝た…」

「オヤスミ」

「ん…」



そのまま暖かい気持ちで眠ることができた。



リンの育った家庭環境は冷た過ぎるけど今のリンはもの凄く暖かい。



幸せだよあたし。



リンに愛されて…。



あたしもいっぱい愛してあげるからね?



大好き…。



「紅~…」

「ん?」

「紅…紅…」



寝言?



マジでカワイイんだからっ!!



死ぬほど好きだよ、リン。



来年の誕生日も笑顔で祝ってあげたいな。



「ちょっ…リン!?」

「まだ寝ときなよ。誰も起きてないから」

「朝からとかマジで…ナイ!!」

「痛いっ!!暴力バカ!!」

「うるさいエロバカ!!」

「エロいですけどなにか?」

「もう一緒に寝てやんない!!」

「紅が寝たいんでしょ?」



ムカつくけど大好きだよバカ!!




< 177 / 516 >

この作品をシェア

pagetop