ひとり<ふたり
笑顔カワイイし!!



「俺転校ばっかりでさ、あんまり友達とかできたことないんだけど今はちょっと運命感じちゃった…。紅白だよ俺ら」

「なにそれ~!!」

「紅って呼んでいい?俺は白でいいから!!」

「別にいいよ」



こうしてあたしと白は友達になった。



話してみると気が合うんだ…。



紅白だから?



教科書も隣のあたしが見せてあげてるし。



そして昼休み。



「一緒に昼…」

「紅~!!」



リンのお迎えっ!!



お弁当を持ったらリンの元へ。



「ねぇ、もしかして転校生?」

「うん、白って言うの」

「紅の隣?」

「それがなにか?」

「超切な気な目で見てるよ?」



へっ!?



振り返ると白がこっちを見てた。



もしかしてお昼ひとり?



「ねぇ、白も誘っていい?」

「は!?」

「可哀相じゃん、ひとりで…」

「紅がいいなら…」



リンがそう言ってくれたので誘います。



白に近づくとニコッと笑顔になった。



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